刑務所にやってきた1人の囚人が、最後まで希望を捨てず、脱獄を果たすまでを描いた作品。
主人公レッド(モーガン=フリーマン)は、ショーシャンク刑務所で、調達屋をしている古株の囚人。
何度かの仮出所願いもむなしく、彼は塀の中で人生の大半を過ごしていた。
そんなある日、ショーシャンク刑務所に新しい囚人達がやってきた。
その中に、妻とその愛人であるゴルフプレイヤーを殺した罪で刑務所送りとなった
銀行家アンディ(ティム=ロビンス)がいた。
どこか、他の囚人とは違う雰囲気を持つアンディにレッドは少し興味を持つのだった。
それからしばらくして、レッドはアンディに「ロックハンマー」を調達して欲しいと頼まれる。
「脱獄に使うようなものを調達しろと言うのか、面倒は嫌だ。」と断ろうとするレッド。
しかし、アンディは「実物を見ればわかるよ。」と静かに笑うだけだった。
しぶしぶ仕事を引き受けたレッド。
数日後、到着したロックハンマーを見て、アンディの言葉に納得したレッドはつぶやくのだった。
「これで、脱出するには600年かかる。」
アンディがショーシャンクに来てから数年後、
彼は、銀行家だったころの特技を生かし、刑務所の職員の資産運用の仕事をするようになっていた。
刑務所内での信頼を得ていくのと同時に、囚人たちの待遇を少しづつ改善していくアンディ。
やがて、あらゆる意味で彼はショーシャンク刑務所に無くてはならない存在になっていた。
原作は、スティーブン=キングの「刑務所のリタ=ヘイワース」
だが、映画化するに当たりいろいろな点で手を加えている。
主人公のレッドを演じるモーガン=フリーマンの、くたびれた感じがたまらない。
さすが演技派俳優なだけあり、モーガンの演技には必見です。
また、感動的なラストシーンではキングの原作を超えたと言っても過言ではない。
映画の中で一番印象に残る言葉は『俺が、600年かかると言った仕事を、彼は19年でやり遂げた。』
泣きます(T_T)。マジで泣けます。
映像自体が現在のCG映画に比べて非常に古くさく叙情的に描かれている為、
逆に新鮮味があり、すぐに映像の中に入り込めると思います。
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